5月16日 世界一周8日目
マチュピチュへ行くための拠点となる街、クスコ。
今日はクスコへ行くために、バスで移動します。
移動時間はなんと21時間半!
そしてクスコの街は、標高3,400メートル!!!
絶賛体調不良の私は、無事にたどり着くことが出来たのでしょうか?
目次
バスターミナルへタクシーで移動する。
バスは午後からだったので、午前中はホテルでゆっくり。
といっても私はチェックアウト直前まで
ベッドで寝ていました。
どうも体調が悪くて、起きている元気がありません。
「こんな状態で移動してもいいのだろうか…」
という思いは頭から離れませんでしたが
まぁとりあえず移動することにしました。
ホテルからバスターミナルは比較的近いのですが
歩いていける距離ではありません。
ホテルのスタッフにタクシーをお願いしました。
15分で到着!
料金は15ソレス(約525円)でした。
こちらが「クルス・デル・スール」というバス会社です。
リマではバス会社ごとに乗り場が違います。
バス移動はやっぱりクルス・デル・スールでしょ!
ペルーにあるバス会社の中で「クルス・デル・スール」はかなり評判が良いです
安全性や乗り心地など、日本人バックパッカーはかなりお世話になってます。
おかげで人気があり、人が多いのがデメリット。
クルス・デル・スールのリマ→クスコ移動詳細
時間
リマ 14:00発
クスコ 翌日 23:30着
移動時間 21時間30分料金 69ソレス(約2400円)
なんと21時間のバス移動!なのに、2,400円!!
と、いろいろ驚きではありますが
クルス・デル・スールはお高い方で、もっと安いバス会社もあります。
ただ、高山に向けての長距離移動なので
安心安全のクルス・デル・スールにしました。
こちらがバスターミナルの中です。
チケット売り場や売店、軽食コーナーなど
いろいろ充実しています。
私が予約したバスの座席は2階。
「体調が良くないので1階の席にしてもらえないか?」
とカウンターのお姉さんにお願いしますが
「1階も2階も変わりません」と、つれない対応。
そうなんだけど、そうじゃないんだ~!!!
と思いましたが、私の語学力ではコレが限界です。
大人しく2階に乗ることにします・・・(T_T)クゥ~
まずはチケットを見せて、荷物を預けます。
その後は軽食コーナーで簡単なお食事を頂いたり、ゆっくり過ごします。
乗り場もスタッフに確認しました。
出発時刻が近づいてきたので、乗り場へ移動。
パスポートとチケットをチェックされた後、乗車します。
人気なので人がゾロゾロ。
こちらが今回お世話になるバスです。
2階建ての比較的新しそうな車両です。
階段に登って2階へ行きます。
こちらがシートです。
●フカフカのシート
●広々とした足もと
●枕と毛布付き
●180度リクライニング可能
他にも・・・・
●wifiあり
●トイレ付き(1階・2階それぞれ1つ)
●USBポートあり
なんと各座席にモニターも付いてます。
まるで飛行機並みのサービスですね。
バスによって設備にばらつきがあるようですが、長時間移動は比較的が充実しています。
コレなら快適なバス移動になりそう~♪♪♪
なんとか無事に移動したい…
リマ→クスコ間の22時間を超える大移動が始まった!
14時に出発をしました。
バスは市内を抜け、太平洋沿いを走ります。
道は広くて真っ直ぐでとても快適でした。
心に余裕があり、写真を取ることが出来た頃。
この海(太平洋)は日本へとつながってるのね~しみじみ。
寝たり、景色を眺めたりして過ごします。
1回目の食事が出た
日が暮れた頃(19時位?)晩御飯が出ました。
メインはチキン&ライス、パンとサラダ付きです。
お味はまぁ特別美味しいわけでも、まずいわけでもなく。
食事はチキンか、ビーフか、ベジタリアンか
予約時に選ぶことが出来ました。
ドリンクも出ましたよ。
「水・コーラ・インカコーラ」から選べます。
全部食べる元気はなかったので
体に優しそうなものだけ選んで食べます。
おそらく姉は完食をしていると思います。
いろんな意味でここからが本番(・・;)
夜の21時過ぎでしょうか?
太平洋沿いの真っ直ぐな道から、アンデス山脈に突っ込んできます。
ココが鬼門です。
グーンと坂道を登ったと思ったら、ビューンと下る。
左右にくねくねと曲がりまくる。
それが果てしなく続きます。
グーン、くねくね~、オエー
グーン、くねくね~、オエー
もちろん休憩なんてありません。
延々と続くヘビーなアンデス山脈への道。
グーン、くねくね~、オエー
グーン、くねくね~、オエー(-_-;)
容赦なく体調不良の身体を追い詰めてきます。
ぎもじわるいぃぃぃぃぃ…
コレが一晩中続く悪夢。
さらに、だんだん高度が上がっていきます。
高山病の危機が迫ってきます。
高山病対策は脳に空気を送ること!ということで深呼吸をします。
グーン、くねくね~、オエー、スーハー
グーン、くねくね~、オエー、スーハー
想像しただけでも気分が悪くなりそうですが
実際はもっと気分が悪いです。
早く到着してくれ~(T_T)
隣でグースカ寝ているペルー人、鍛え方が違うようです。
グーン、くねくね~、オエー、スーハー
グーン、くねくね~、オエー、スーハー
誰か助けて~(T_T)
を数え切れないくらい繰り返した頃、朝を迎えました。
嬉しい気持ちもありますが
まだまだ6時間以上このバスに乗車しないといけません。
しかし、山を登りきったためか
そこまでくねくねすることがなくなってきました。
2回目の食事が出た
こちらが朝食のパンです。
残念ながら食べる元気はありませんでした。
姉はどんなかな?とトイレ帰りに見たら、しんどそうに見えました。
健康優良児の姉でもこうなるなんて…
このバスの凄まじさを感じる。
アンデスの景色です。
私はひたすらじっとしていたのですが
姉は頑張って写真を撮っていました。
高地に来たなって感じです。
「welcome to Cusco」という看板が見えてきました。
やったークスコだ~!!!
と思ってから、1時間半かかりました(-_-;)
22時間以上もバスに乗っていると、暇すぎて気が狂いそうになります。
「誰か私をこの監獄から出して~!」みたいな気分。
しかも気分悪いし。
なんとかクスコに到着する
無事クスコのバスターミナルへ到着。
結局1時間40分遅れて、23時間を超えるバス移動となりました。
マジで辛かった!!!
本当に辛かった(T_T)
いろんな意味で辛かった。
とりあえずなんとかクスコに到着できました。
ありがとう神様!
バスから降りると、足もとがふわふわした感じで
軽く頭痛がします。おそらく高山病だと思う。
そして、車酔いの名残があります。
オエー
しばら~く休憩した後、タクシーで宿へ移動。
高山病に良いとされるコカ茶を頂いて、ゆっくりしましたとさ。
本日のまとめ
リマからクスコへ長距離バスで移動しました。
総移動時間23時間、えぇそうです、丸1日です。
体調不良の私はもちろん、健康優良児の姉もやられ気味だったので
なかなかハードなコースだったと思います。
ただバス移動のメリットもあります。
・料金が安い
・高山病のリスクを減らすことができる
特に高山病は絶対に避けたいですよね?
飛行機で移動する事もできるのですが、身体が高地にすぐに順応できず高山病になりやすいそうです。
バスで移動したおかげか、私がひどい高山病になることはありませんでしたよ。
あんなに体調不良だったのにね(*_*)
↓↓↓ 高山病や長距離バスのことも載ってます。
続く